12月13日に福井県にある『ハーモニーホールふくい』で行われた 
上原ひろみさんのコンサートに行ってきた。 
そのコンサートがとても良かったので余韻に浸りながら 
『Silver Lining Suite』を聴いている。

会場が良くてライティングなども拘っていて 
なんとなくファッション・ショーを視ている感覚にも陥った。 
前半はソロで、後半はクインテットでの演奏だった。 
ソロとクインテットではひろみさん自身は 
全然違う持ち味でやっていたと思う。 
ソロはどことなく前衛的つつも遊び心のある感じで、 
クインテットはバンドマスターの立ち位置で、 
自分を引き立ててもらうっていうより 
土台をつくり、受け皿を拡げて 
その中で他の4人の持ち味を思う存分発揮してもらいながらも 
要所要所で魅せ場をつくる、そんな風にやってるのかなと感じた。

このメンバーで月日を積み重ねてきたからか、 
録音したのと全然違うなって思った。 
「これはアルバム聴いてても良さが全部は伝わらないよね」って 
帰り道に友美さんと話した。 
またこのメンバーの共演が見れれば良いなと思う。