2026/07/24 15:10
先日、能登・中島町の納屋から、輪島塗の家具膳セットをレスキューしてきました。
家具膳とは、一人ひとりに用意される小さな膳のこと。祝い事や法事、人が集まる席では、それぞれの膳に料が並び、輪島塗の器が当たり前のように使われていました。
今回ご紹介するのは、その家具膳とともに受け継がれてきた器たちです。

平椀は、能登では古くから親しまれてきた定番の器です。
煮物や蒸し物などを盛り付けるのに適した形で、茶懐石でもよく使われます。黒漆だけで仕上げられた静かな佇まいは、料理を引き立て、季節を映し出すための器として長く愛されてきました。

坪椀は、ふっくらとした丸みのある姿が特徴です。
汁物だけでなく、炊き合わせや蒸し物にも用いられ、こちらも茶懐石で親しまれてきた器形の一つ。輪島塗らしい堅牢さと、手にしっとりと馴染む質感は、日々使う道具だからこそ育まれた美しさです。

椿皿は、菓子皿として使われることの多い器です。
茶席では主菓子や干菓子を載せる皿としても用いられ、高台のある端正な姿が菓子の美しさを引き立てます。華やかな装飾はありませんが、黒漆だからこそ生まれる落ち着きがあります。

四つ椀は、その名の通り四つの椀を重ねて収納できるようにつくられています。
限られた収納の中でも美しく収まり、必要なときにはすぐに使える。そうした暮らしの知恵もまた、輪島塗が日用品として発展してきた理由の一つなのだと思います。
どの器にも共通しているのは、「視せるため」ではなく「使うため」につくられていることです。
派手な蒔絵はなくても、毎日の食卓を支え、家族や来客をもてなしてきた時間が、この器には刻まれています。
megurumeguruでは、こうした能登に伝わる古民藝を、一つひとつ手入れしながら次の使い手へ受け継いでいきたいと考えています。
もし暮らしの中で輪島塗を使ってみたいと思われたら、ぜひご覧ください。
お知らせ

本日 7/24(金)18:00〜23:59 は、PAY IDアプリ限定でご利用いただける**20%OFFクーポン(上限1,000円)**が配布されます。
今回ご紹介した輪島塗の器も対象です。
この機会に、能登の食卓を支えてきた輪島塗の魅力に触れていただければ嬉しく思います。
