2022/06/02 15:40

錫継していた蕎麦猪口が漸く仕上がった。

かれこれ半年ぐらいかかったのではないだろうか。

口縁が広く、底にかけて小さくなっていく。

形から視て18世紀に肥前で造られたものだろう。

青味かかってた淡い釉薬が とても良い。

筆の種類は全部で3種類ぐらい使ってるんだろうか。

自分でも陶藝をやっていてたまに絵付けもするので

器の斜傾した面に描くのは想像以上に難しいのがわかるので

この伸び伸びした線は熟練者ではないと描けないのもわかる。 

余白と伸び伸びした染付のバランスがとても良い蕎麦猪口だ。